公開日 2023年2月5日 最終更新日 2023年2月5日 by JE2UFF_Toshi
最近のハム用のアプリは連携が可能になってきているので、1つのデータを幾つものアプリに転送し処理することが可能となり非常に便利になった。
その内の1つがログの統合だ。今まではログと言ってもフォーマットが異なり、データの引き渡しもできなかった。しかし、ADIFのフォーマットが標準化されてからは、どんなログもこのADIF書式のデータは読み込めるようになった事が大きい。
従って、自分は現在デジタルモードの運用時はJTDXのQSOデータをJTAlertに送ってDXkeeperに更に送っていた。DXkeeperを使用するようになり、ログ管理が一元化できた事が非常に大きい。従って、JTDXでQSO完了時にデータがDXkeeperに渡されるので、即時ログインし、かつeQSL、LoTW、Clublogへ同時にデータをUploadしている。
しかし、JTAlertを2.60.4にバージョンアップしてから、この連携で問題が発生するようになった。それは、以下のWarningが表示されるようになったからだ。
しかも、常時出るわけでもなくあるパターンの時に発生するようだ。
何やらDXkeeperのログが確認できない。理由はWSJT-Xのログファイルがセーブ中だからという事らしい。今までこんなエラーは出たことなかったので、唯一の変化点はJTAlertのバージョンアップで有るため、そこに原因があると思っている。
しかし、よくよく調べていくとこのエラーが発生してもDXkeeperにはちゃんとQSO記録が登録されており、LoTWにもアップできている。また、JTAlert側から送っているeQSLとClublogもデータを見る限り問題無い。
単なるWarningのようにも見えるが、何だか気持ちが悪い。
ずっと観測していて、やっと何故発生するのかのパターンが解析できた。まずJTDXが相手からのレポートを受け取った時点でJTDXのログウインドウがポップアップする。
その時点でDXkeeperにはデータが引き渡され、過去のQSO実績などをチェックして表示してくれる。その後、QSOが成立しJTDXのログウインドウのOKボタンを押す。
その時、QSO完了後即であればJTDX側がインデックス作成処理に入っていないので、エラーもなく終了する。しかし、ちょっと目を離したりしてOKボタンを押すのが遅れ、DXkeeperの画面がインデックス作成処理に入るとエラーが発生するようだ。
従って、インデックス処理に入ってしまったら、終わるのを待ってOKボタンを押せばこちらも問題無く終了する。
とにかく、DXkeeperがインデックス処理を開始したときにJTDXのログ画面のOKを押すとJTAlert側で受け取れないようだ。
あえて問題だとするなら、JTAlert側でもっているログに登録されていないQSO履歴が出てしまうのかもしれない。多分、JTAlert側で直すしかないでしょう。
しかし、実際のQSO実績データはDXkeeperで管理しているので、エラーが発生しても大きな問題にはならないから、原因が分かった時点でそのまま使用をしている。
やはりバージョンアップしたからと言って、むやみにアップデートすると不具合が発生することが多分にありますね。