公開日 2025年6月21日 最終更新日 2025年6月21日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。今朝も良い天気になりました。梅雨は何処に行った?と思わせる天気が続いていますが、来週は梅雨空が戻ってくる予報。更には月末は梅雨明けになるかもと言われております。今年の梅雨は雨が少なく、いきなり猛暑になりどうなってるんでしょうかね。
最近、VarACをノートPCにインストールして使用しようかと思い、microHAMのDIGIKEYER IIとの接続をするべく、USB Routerのアプリをインストールしました。
インストール後、ノートPCを再起動してDIGIKEYER IIと接続しようとしたときに、アプリとの接続が出来ずにずっと待機状態になってしまいました。
他のPCではこんなことは発生しておりませんが、このノートPCだけで発生する症状です。
何故このようなことが発生するのかチェックをしていて分かった事は、ftbibus.sysと言うドライバーが読み込めないためで有ることが分かりました。
他のPCでは問題無いのに、何故このノートPCだけで発生するのか?
いろいろ調べていくと、Windows 11のセキュリティ対策が原因で有ることが分かりました。(ftbibus.sysで調べると、多数の不具合報告が出てくるのには驚きました。)
ftbibus.sysと言うのはFTDI製のUSB-シリアル変換チップ用のドライバーで、USB接続でシリアルバスの代わり(変換)するものですね。
このFTDI製のftbibus.sysはWindows 11のドライバーで互換性が保たれていないので、Windows 11のセキュリティ項目のデバイスセキュリティで、コアの分離の項目にあるメモリ整合性がとれないため、Windows 11がドライバーを読み込まないように制御しているからです。
これを回避するには、無視するに設定すればこのメモリ整合性のチェックが無効となりftbibus.sysを読み込むことができるようになります。
但し、無視設定にし強制的に読み込ませると、カーネルモードハードウェア強制スタック保護が無効となってしまい、有害コードからの攻撃を受けやすくなってしまいます。
無線専用のPCであれば、使用しないときはネットから切り離されているし、繋がっていても無線関連のアプリしか入れていないので、攻撃を受けたとしてもたいした被害にはならないだろうと思い、メモリ整合性を無視設定にしたのを思い出しました。
しかし、いろんな事に使用するノートPCは無線以外のデータも保有しておりますので、あまり危険に晒されたくは無いので、結局ftbibus.sysを使用するアプリを削除してメモリ整合性はちゃんと確保するように設定。
従って、USB経由で接続するDIGIKEYER IIとは接続できない事になり、多目的のノートPCではVarACの使用を諦めました。
Windows 11になってから、セキュリティの強化がかなり行われており、JTAlertなども初期値ではFireWallで防御されたりして使用できなくなりましたからね。
昨今のWindowsに対する攻撃を防御するためには必要な事かもしれません。
という事で、無線用アプリを動かす場合には、Windows 11のセキュリティ設定を一部無効西無ければいけない場合が発生しますので、無線用PCには重要なデータは保管しない方がセキュリティ面からも良いでしょうね。
だんだん使いにくくなってくるなぁ。
