公開日 2009年2月21日 最終更新日 2018年7月29日 by JE2UFF_Toshi
今月の初め、そろそろシーズンオフかなと思いながら160mのアンテナの変更をしました。今まで作りっぱなしで、理論的にはどうなのかも確認していませんでした。
今日は風も強く、まあ無線どころではないのでちょっとMMANAを使用して確認をしてみました。MMANAは給電点が低い場合(接地型アンテナ等)にはインピーダンスが低く計算されるとの事ですが、最終的にはマッチングを取るので参考として実施しました。
従来のアンテナは、JR7MAZさんに教えて頂いた変則タワードライブ。このアンテナの特徴は同軸の心線を地面と平行に張ったワイヤーに接続するので、クランクアップ/ダウンに関係ない。すなわち、ワイヤーのたるみや処理の事を考えなくて良い。
このアンテナで今シーズンは41エンティティをゲットすることが出来ましたが、EUに対して弱かったので思い切って変更したのでした。しかし、既にシーズンは終わってしまったような感じです。
まずは現状のタワーはどこに狂信しているのかの確認の意味を込め、直接給電した場合について見ています。
1.79MHz辺りに共振しているようで、搭載しているアンテナの大地間容量が大きいらしい事がわかりますね。長めになっているということから、3段目よりシャントフィードを出しバリコンを通して同軸で給電します。
ガンマーマッチを追加した後にも見かけ上のSWRは下がっていますが、仰角等は大きな変化はないようですね。
これをNEC-2 for MMANAで見て見ると次のようになり、やはりインピーダンスの値がMMANAは低めに出ていることが解りますね。
逆に仰角は29度から20度に低くなりDXに対しては良いほうに行っている様にも見えます。後は高周波アースの状況に左右されますから、こつこつとラジアルを追加していくしかないですね。
ちなみに、2mx0.8mの大きさに銅線で金網をつくり埋めたりもしました。まあ、来シーズンが勝負でしょうかね。
シャントフィードも家の人に目立つようにグリーンに黄色の縞が入ったアース用線材を使用したので腰も強く、クランクダウンした後もある程度の形を保っていてくれるので、思ったほど周囲への引っかかりは無いようです。
ただ、同軸が強風で流された時にシャントフィードのサポートに引っかかるトラブルが2回も発生したので、一番下のサポートの位置を変則的に作業ステージに取り付けたりしたので、見た目があまりよくない状況になってしまいました。
しかし、SWRはバリコンの調整で1.818辺りが1.1で1.81-1.825の間で1.5以下なのでOKとしています。