最近、主な運用モードをPSK31に移し、毎日運用している中で感じた事が有る。
それは変調についてだ。
PSK31は元々が変調に対して結構シビアなモードだ。特に過変調に対しては、スプリアスをばらまくだけでなく、復調出来なくてQSOしているのにも出来なくなる。
微かに虫が鳴くような変調音でも十分に復調できるのに、それが変調が深すぎるときなど最悪!
いくら周波数を合わせても復調出来ないのだから。しかも、信号はS9++でだ。
私はMixW2を使用しているが、このスペクトラムスコープで、たまにファイナルのIMD特性を表したカタログ信号のような波形を目にする。
しっかりと2トーンが現れ、ご丁寧に3次、5次、7次高調波まではっきり見える。こんな信号は本当に復調出来ない時も有るし、本来QRMに強いモードにも関わらず、隣接局はQRMで復調出来なくなる。
正に「百害有って一利無し」の信号だ。
原因としては、パワーを出そうと思ってオーバードライブになりALCが規定値を超えている。またはプロセッサーをかけているような場合に発生する。
送信音はモニター出来るが、自分の波形はモニター出来ない場合が多いので、知らず知らずのうちにこのようなケースになることが多い。
IFモニターでは解りづらいかもしれないですね。
PSK31はパワーあはあまり必要なモードでは無いので、たまにALCをチェックしてあまり振れていないことを確認しましょう。
何時も強い信号を呼んでも応答率が悪かったり、CQを出しても応答が殆ど無いような場合は、このケースが非常に多いです。心当たりの有る方、チェックしてみてください。