今回は無線ネタでは有りません。昨日ですねBYに到着したのですが、何時もと様子が全然違うのですよ。どこが違うかと言いますと、2つあります。今からの話は上海浦東空港ターミナル1(JALなんで)の話で、基本的にターミナル2(ANA、スターアライアンス系)も同じようです。
まず1つめですが、荷物が出てくるターンテーブルで通常はスーツケースがぐるぐると回って自分の物を取り出す。まあこれが普通ですね。後付け加えるのであれば、ターンテーブルの周りで自分の荷物が出てくる間待っているときに、周りを麻薬犬がうろうろしながらチェックするくらいでしょうか。
しかし、今回はターンテーブルの上に麻薬犬が乗っており、ターンテーブルの流れに逆らいながらスーツケース一個一個の臭いを嗅ぎながらチェックしているんです。不審と思われる鞄に対しては、爪で引っかくので、引っかいた鞄は係員が一カ所に集めて居るんですよ。
こんな事は今まで一度も無かったです。鞄を取り上げられた人が、急いでいるので持って行って良いかと確認しても、「駄目」の一点張りでしばらく待っていろの指示。多分ですね、どっかの部屋に集められてそこで一個一個開けて内容確認なんでしょうね。
それだけでもやけに厳しいなと思っていたんですが、更に続きがありました。
その2目は、無事バックを拾い上げてカスタムのグリーンチャンネルを通過するときに、今度は持っている鞄全部X線検査装置をかけるように指示されるんですよ。しかも全員、持っている荷物全部。
おかげさまで、X線検査装置の前には列が出来上がっています。そこでも何か不審な物を見つけると、横の広場で、はい開けての世界なんですよ。
今までは、イミグレの態度が良くなり、入国書類も減り、カスタムでの提出書類が無くなる方向でBYもかなり改善されたなと思っていたら、一気に厳しくなり昔に戻ったような。
どうも、オリンピックの聖火が中国国内に入った事を受けて、海外からの入国者に対して特に厳しくチェックしているようですね。入国と言うことですから中国人も国際線で入国する人は同じ事をやっています。
チベット問題が世界的に大きくなり、外国人ジャーナリストに対する入国チェックは厳しいようですね。そういえば、マルチのビザも発行が停止されましたから、労働のZビザ以外のFビザは現在最大30日で1回しか使えない物しか発行されていません。(私は昨年末に延長してあるので今年末まで30日間、何回でも出入り自由です。)
夏のオリンピックが終わるまで、こんな状態が続くのでしょうね。その後、来年の夏当たりからは、今度は上海万博で規制が入りそうですね。