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おはようございます。昨日の15時頃に予定通り、WSJT-X Improved 3.1 .0 260522 (GA) releaseが3種類リリースされました。当初の予定通りで、素晴らしいスケジュール管理ですね。

 

今回はV3.0からV3.1への完全移行の完了版になりますね。従って、リリースにGAと言う文字が追加されたと思います。

v3.0.0 251212からv3.1.0 260522への変更点は以下の通りになります。個人的には、現状JTAlertで設定していたWASの未交信州表示が、WSJT-X Improvedだけで対応出来るのが嬉しいですね。

1. ウォーターフォール上へのコールサイン表示(WSJT-X, QMAP, MAP65)

  • 新機能: ウォーターフォール画面上に、デコードされたコールサインを重ねて表示(オーバーレイ)できるようになりました。

  • 設定方法: 「View」メニュー、または「Wide Graph」ウィンドウの右下にある新しいコントロールから有効/無効を切り替えられます。

  • カスタマイズ: フォントサイズや透過度は、「View」メニューから調整可能です。

  • 運用上のヒント: VHF/UHF/SHF帯では非常に有用なオプションですが、混雑するHF帯では画面がごちゃつく可能性があるため、好みに応じて使い分けてください。

  • 色の識別(WSJT-Xのみ):

    • 背景の白黒:偶数/奇数シーケンスを識別

    • オレンジ色の文字:CQまたはRR73を送信した局(設定で有効にしている場合)

    • 「DX Call」ボックス内:グリーンで表示

ウォーターフォール新機能

大型モニターが無いとごちゃごちゃしてあまり意味が無いですね。

2. QMAP v0.7 のアップデート

  • 帯域幅 128, 192, 256 kHz を新たにサポートしました。256 kHzのスペクトラムがあれば、EME(月面反射通信)運用のほぼ全サブバンドをカバー可能です。

  • 従来の96 kHzストリームとも問題なく動作する完全な後方互換性を持っています。

  • N6NU SDR Bridgeとの連携: LinradやSDR-Consoleを使わずに、各種SDRをWSJT-XやQMAPに接続できます。WSJT-X用のナローバンド音声(仮想オーディオケーブル経由)と、QMAP/MAP65用のワイドバンドI/Qネットワークストリームを同時に生成し、UDP経由で周波数も同期します。

3. 新しいオープンソースモード「FT2」の導入

  • 超高速モード: 77ビットのデータを3.75秒(FT4の半分の時間)の送受信周期(T/R period)で通信する新モードです。

  • 背景: もともとJoe氏、Steve氏、Bill氏(sk)の実験(のちのFT4)から派生したもので、近年IU8LMC局がパラメータを変更して導入した「FT2」と互換性があります。今回の実装は完全にオープンソースであり、IU8LMCのコードは一切使用していません。

4. 特殊・複合コールサイン同士のQSOサポート(77ビットモード)

FT8、FT4、FT2、MSK144、Q65、FST4において、プリフィックス/サフィックスが付いた複合コールサインや非標準コールサイン同士のQSOが可能になりました。

  • 交信可能な組み合わせ例:

    • 非標準 × 非標準(例:DG123YCB と W250USA)

    • 複合 × 複合(例:DG2YCB/QRP と W1XYZ/YOTA、HB9/DG2YCB と KP5/W1XY)

    • 非標準 × 複合(例:DG123YCB と W1XYZ/QRP)

    • 非標準 × /P(例:DG123YCB と W1XYZ/P)

    • 標準コールサインに /MM や /P など(例:DG2YCB/MM と W1XYZ/P)

  • 注意点:

    • 交信には双方の局が「WSJT-X Improved v3.1」以降(または互換ソフト)を使用している必要があります(JTDXやMSHVのベータ版では互換性があるようですが、本家WSJT-XではAutoSeqが無限ループに陥る可能性があります)。

    • 従来のメッセージフォーマットも完全サポート(後方互換)しています。

    • 77ビットの制限があるため、コンテストなどの特殊な運用(アワード運用等)には使用できません。

5. WAS(Worked All States)などのアワードサポート強化

  • グリッドロケーターからのマッピングに加え、FCC(米連邦通信委員会)のデータベースを用いて米国局のコールサインから「州(State)」を特定する新機構を導入しました。

  • これにより、カラーハイライトとアラートに「New US States(未交信の米国の州)」と「New US States on Band(バンド別未交信の米国の州)」が追加されました。

  • 起動時に wsjtx_log.adi ファイル内の STATE:2 タグを読み込み、米国局とのQSOロギング時にもこのタグが書き込まれます。不足している情報はデータベースから自動補完されます。

  • データベース(callsign_states)は、「Settings(設定) | Colors(色)」の新しい機能から簡単に更新できます。

6. デコード性能の向上

  • FT4とFT2において、a7デコード技術、サブサンプルDT調整、およびa7実行後の4回目のパスを追加しました。

  • FT4、FT2、FT8(標準)においてベースライン計算を最適化。トランシーバーの実際の通過帯域に合わせてフィルターの端を自動的に最適化します。これにより、Wide Graphの範囲設定が不適切でもデコード率が向上し、誤デコード(ゴースト)が減少します。

7. MAP65 および FORTRANファイルの刷新

  • map65.exe のファイルサイズが従来の4分の1以下に軽量化されました。コードの近代化(FORTRANコードの刷新)に伴い、安定性の向上も期待されます。

8. その他の細かな改善と修正

  • デコーダー: マルチスレッドFT8デコーダー(MTD)で「a8デコードをスキップする」オプションを追加。

  • バンドホッピング: ホッピング間隔を「1分」と「2分」で切り替え可能に(「Settings | General」タブ)。

  • UI変更: ほとんど使われていなかった「Less button coloring(ボタンの色付けを減らす)」オプションを削除。

  • バグ修正:

    • 「CQonly」を有効にして起動した際、FT4のデコードが表示されない不具合を修正。

    • FST4Wモードで国名が誤表示される問題を修正。

    • プリフィックスのハイライトに関する不整合を修正。

  • 60mバンド(英国向け): 英国局向けに5362 kHzより上の送信を再び許可(5358〜5362 kHzのみ送信制限)。

  • ダークモード: 「Settings | Tx Macros」タブの視認性を向上。

  • ログ設定: 実際の送信周波数ではなく、「ダイヤル周波数」をログに記録するオプションを追加。

  • WSPR: 「Enable PSK Reporter Spotting」と「Upload spots」の両方が有効な場合、WSPRメッセージもPSK Reporterに送信されるよう修正。

  • 画面操作:

    • モード変更時に「Band Activity」ウィンドウをクリアするオプションを追加。

    • 設定ウィンドウをより小さく最小化できるように改善(画面の小さなPC向け)。スクロールバーが表示されるため、すべての項目にアクセス可能です。

  • Echoモード: 推定信号劣化度(Dgrd)を画面に表示し、all_echo.txt にも記録。

  • Linuxパッケージ: Linux用のインストールパッケージにQMAPとMAP65を同梱。

  • 音声アラート: 多言語のアラート音声が最初から機能するよう、パッケージ内に必要なファイルを同梱(追加の言語パック不要)。

  • UDP通信: itone(トーン周波数データ)をUDPステータスメッセージに含めるよう変更。DDS(直接デジタル合成)方式のトランシーバーで、AFP-FSK技術に頼らずに正確なメッセージを直接合成できるようになります。

  • 外部連携: Cloudlog/Wavelogの「Test API key」ボタンが機能しない問題を修正。

  • リグコントロール: 一部のElecraft製トランシーバーでPWR(パワー)およびSWR読み出し機能をサポート(Hamlib 4.7.1以降が必要)。

  • 新Hamlib対応: 新しい Hamlib 5 シリーズをサポートしました。

 

オリジナルのリリースノートは、こちらから確認をお願いします。

 

ABOUT ME
JE2UFF_Toshi
年々若者のアマチュア無線人口が減る中、何時までも現役でやり続けたく、若き日の想い出を胸に、熱き思いを忘れないように「燃えよDX」と言うタイトルを付けました。単身赴任以降、過熱するDXスロットゲームに違和感を覚え、主力だったHFのアンテナも下ろしてしまったこともあり、燃えるような情熱からいろんな楽しみ方が有るんだ。そう思えるようになって、タイトルもむせん見聞録に変更しコツコツマイペースでやってます。 最近は6mの面白さのハマっています。 更に、長年勤めた会社も退職しサンデー毎日なった事をきっかけに、更にタイトルをきょうも無線日和に変更し、まだまだ続けますよ。
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