公開日 2023年10月1日 最終更新日 2023年10月1日 by JE2UFF_Toshi
おはようございます。10月になりましたが、初日は大雨の朝になりました。昨晩から降り出した雨は、朝方ピークだったのか滝のような雨になりました。今年の台風より凄かった。
今は上がっていますが、日の出時刻まで強烈な雨でしたね。
さて、最近はHFのコンディションが良い事と、GCに浮気をして遊んでいたこともあり、EMEはさっぱりご無沙汰でした。今回、GCの関係もありアンテナを追加したので久々にEMEにQRVしてみました。
丁度、中秋の名月過ぎで良さそうなコンディションでもあり北南米のパスが開ける19時過ぎからワッチをしていました。
しかし、相変わらず430MHzのアクティビティは他のバンドに比較して低いようで、特にCQを出している局もいません。
お馴染みのVK4EMEがLoggerにいたので、お声がけし相手をしてもらいました。
VKとは言え、月の位置は東なので南北パスでのQSOでは無く、お互いに東を向けてのQSOになります。
あまり強くありませんでしたが、久々にQ65でQSOすることができました。この時のベストは-18dBでこちらの信号はベストで-20だったようです。
今回の運用を行って新たな問題を見つけました。今までGCの場合は手動で衛星を追尾しておりました。
移動スピードも速いので、追従していったときも特に気にはならなかったのですが、月の場合には動きが遅いので、5分ごとのインターバルで月の位置補正を掛けると、アンテナ重量が増えた分バックラッシュが大きくなり、ローテーターコントローラ側でフィードバックの嵐になり、位置が安定しなくなることが分かりました。
今まではそんなこと無かったのですが、今回ブーム長6mのアンテナが4基32kgが追加された影響がかなり出ております。
長い重量物が回転していた時にブレーキを掛けると、慣性で降られる部分が大きいのでオーバーランし、それを戻す制御が入り、またオーバーラン。そうすると、そこでフィードバックループにはまってしまうのですね。
結局、10度以上移動したときに手動で合わせるようにすることで解決しましたが、何のために自動追尾をしているのか分からなくなってきました。
重さを減らして慣性の働き具合を抑えれば良いのかと思い、MMANAでシミュレーションしてみました。
4列2段のアンテナをどう組み合わせるかですが、選択は2つしかありません。
真ん中の2列2段を残して両サイドの2段を外す。または真ん中の2列2段を外し、外側の2列2段とする。
どちらも使えそうですが、ビームパターンが気になったのでシミュレーションしたのです。
現状の4x2の場合
真ん中の2×2の場合
両脇の2x2
パターンだけ見ると、やはり中央の2x2にするのがベターのように見えます。中央に2x2を残すと、ブームが両側に1.5mずつ飛び出る形で見栄えは良くなくなりますね。
なにせこのスタックブームは特注のΦ72ですから半端なく太く重いです。
見栄えもありますが、やはりローテータとタワーへの負荷状態を考えると両側の2つは外した方が良いのかなぁ。
ちょっと考えたいと思います。